- 2016.10.25
- 嘔吐について
嘔吐を起こし来院されるケースは非常に多いです。嘔吐といっても様々な原因がありますので、診察時には丁寧にオーナー様から状況をお聞きしています。大きく分けて以下のようなケースが挙げられます。
1.黄色い液体を数回嘔吐する
この場合、胃、膵臓、胆嚢の異常からの嘔吐の可能性が高いです。
2.白い泡状(泡沫状吐瀉物)のドロッとした嘔吐をする。
この場合、気管、気管支等呼吸器系の疾患による可能性が高いです。
3.頻回に嘔吐する。色、内容物は様々なケースが多い。
この場合、消化管内に異物が混入、ナニカが詰まっている可能性があります。
上記の疾患は、検査で判明しますのでそれぞれの原因に応じて、治療していかなければ取り返しの付かないことにもなりかねませんので、嘔吐した場合はすぐに御連絡下さい。
次回より、それぞれの疾患の特徴などについてお話ししていきたいと思います。